【2】FX口座比較と初心者の始め方
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■くりっく365と店頭取引の比較
東京金融取引所(略称:金融取)が、外国為替証拠金取引の公的な市場(取引所為替証拠金取引市場)を開設しました。それが、「くりっく365」です。
店頭取引(OTC取引)とは、取引所を介さないで取引を行う業者です。例えば、外為どっとコムなど。
| 比較内容 | くりっく365 | 店頭取引 |
| 取引の相手方 | 業者ではなく、取引所 | 相対取引。業者が取引の相手方 |
| 証拠金の管理 | 金融取へ全額預託。よって業者が破綻しても全額保護される。 ただし、金融取へ預託された証拠金は、分別管理されているだけ。金融取そのものが破綻した時は、どうなるか分からない。 |
各社で分別管理。業者破綻で、どうなるか分からない。 ただし信託保全で、全額が対象であれば安心できる。 |
| 破綻時のポジション | くりっく365の他業者へ移管が可能 | 最悪、決済すらできずにポジションが消滅 |
| スワップ金利 | 一本値。受取=支払でまったく同じ | ほとんどの業者で、受取より支払が大きく、両建てするとマイナスに。 |
| スプレッド | 複数の金融機関から提示されるレートから投資家に有利になるレートを選択して提示する。 業界ではトップクラスの有利な条件になる。 |
相手方である業者が決定提示する。 ただし、非常に有利な「くりっく365」よりも更に有利な条件を提示する業者もある。 |
| 取引手数料 | 取引所との仲介的な業務のため委託手数料と言い、消費税が含まれている。くりっく365業者は、顧客の取引にかかる費用を、金融取へ納める必要があるため、委託手数料を無料にする事は難しい。 | 投資家との直接業務のため、手数料には消費税は課せられない。無料にすることも可能でそういう業者が急増中。 |
| 税制 | 申告分離課税、一律20%。 3年前までの損失を繰越控除できる。 商品先物取引や日経225先物取引等との損益通算が可能。 確定申告時には委託手数料を必要経費として計上可能(詳細は税務署へ) |
総合課税(雑所得)、0〜50%の累進課税。当年のみの損益通算。 商品先物取引や日経225先物取引等との損益通算は不可。 FX取引のため使った費用(セミナー代、書籍、イーブックなど)を必要経費に計上可能(税務署に要確認)。 また、他の雑所得とFXの損失を通算可能。 |
■もう少し細かい点を比較
| 比較内容 | くりっく365 | 店頭取引 |
| 通貨ペア数 | 23種類 ○○/円 米ドル、ユーロ、豪ドル、英ポンド、NZドル、スイスフラン、カナダドル、南アフリカランド、ノルウェークローネ、香港ドル、スウェーデンクローナ、ポーランドズロチ ユーロ/米ドル、英ポンド/米ドル、英ポンド/スイスフラン、米ドル/スイスフラン、米ドル/カナダドル、豪ドル/米ドル、ユーロ/スイスフラン、ユーロ/英ポンド、NZドル/米ドル、ユーロ/豪ドル、英ポンド/豪ドル |
10種類〜160種類 20種類前後の業者が多い。 |
| 両建注文の可否 | 可(建玉整理は手数料が安い) | 可 (できない業者もある) |
| 取引時間 | 月曜日 午前7:10分〜翌午前6:55 火〜木曜日 午前7:55〜翌午前6:55 金曜日 午前7:55〜翌午前6:00 ※プレオープン時間帯(注文のみ可能、約定はしない)、月曜日は開始前60分間。火〜金曜日 開始前10分間。 |
月曜午前7時〜土曜午前6時50分(米国夏時間の場合は、月曜午前7時〜土曜午前5時50分) 開始前の10分間(長い業者で20分間)は注文が出せない |
| トレールトリガ注文の可否 | 2社で『可』 ※トレールトリガ注文とは、発注したトリガ(指値)注文を注文後の相場変動によって、トリガ価格を自動的に変動させていく注文です。 ・スター為替証券くりっく365 ・インヴァスト証券【INV@ST-FX くりっく365】 |
否 ※何社か存在しているが、おすすめできるFX業者ではない。 |
| 評価益で新規注文の可否 | 否 2社で可能 ・スター為替証券くりっく365 ・スター為替証券くりっく365とユニマット証券比較 |
否 2社で可能 ・ひまわり証券「マージンFX」 ・マネーパートナーズ |
| 強制決済 | 不利 ロスカット以外に、「証拠金不足ルール」がある。業者によって多少違いがある。基本的には、必要証拠金よりも有効証拠金が下回った状態が、翌日までに解消されないと強制決済。 |
有利 ロスカットのルールは業者によって様々。 必要証拠金の20・25・30・50・100%を下回ると強制決済。 |
| スワップ金利益の出金の可否 | 否 | 可 (業者によっては不可) |
くりっく365は、取引システムに不便な点も多く、税制以外はあまり良いとは思えません。
何社かは、頑張って、便利なサービスを提供しているが…
■くりっく365と店頭取引は、どちらが有利か?
FXの運用手段によって、業者を選んだ方がよいです。
くりっく365は、とにかく税金が安く済むので、大きな取引をする場合に有利。
くりっく365業者では、スワップ金利のみの出金はできないから、必ず決済が必要になります。
そこで、トレールトリガ注文が可能なくりっく365業者が、大変有利です。
また、スワップ金利で複利運用するなら、評価益で新規注文できる業者(くりっく365では2社。店頭取引で2社のみ可能)が有利。
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